城の台館(秋田城之介景盛 義景親子下屋敷)

所在地 横須賀市田浦
築城年 鎌倉時代
築城者 秋田城之介景盛
城主 秋田城之介景盛 義景
構造 居館
遺構 消滅
現況 市営住宅
歴史 鎌倉幕府の有力御家人である秋田城之介(安達)景盛 義景親子下屋敷の下屋敷とされる。景盛の父、盛長は源頼朝の流浪時代からの側近であり、安達氏は重用された。景盛は執権の外戚で、1247年三浦氏惣家を滅ぼし、三浦氏にとって変わって御家人筆頭となる。
景盛は風光明媚なこの地を愛し、側室唐衣と過ごすことが多く、ある秋の夜、月見の宴を催した際、古くから住む牡狐が唐衣の弾く琴の音に魅せられ、小姓姿に変えて聞き入っていたが、うっかり正体を現し斬られてしまう。これを恨んだ牡狐は唐衣に乗り移り秋田家を滅亡に追いやったといわれる言い伝えがある。